インストールカーネル上の作業
うまく起動すると通常のインストール用メディアと同様にインストーラー、sysinst(8)が起動します。
sysinst(8)の終了
キーボードを日本語配置に変更するといった場合はsysinst(8)で行ってください。(もちろん、wsconsctl(8)で行っても構いません。)
その後は、Control-C を入力して終了させます。
デバイスの確認
ここでデバイスの状態を簡単に確認しておきます。まず、イーサーネットのデバイスを認識していることを確認します。と、言っても以下のようにifconfig(8)で存在していることを確認できれば十分でしょう。
# ifconfig -a wm0: flags=8802<BROADCAST,SIMPLEX,MULTICAST> mtu 1500 capabilities=2bf80<TSO4,IP4CSUM_Rx,IP4CSUM_Tx,TCP4CSUM_Rx,TCP4CSUM_Tx,UDP4CSUM_Rx,UDP4CSUM_Tx,TCP6CSUM_Tx,UDP6CSUM_Tx> enabled=0 address: 52:54:05:00:12:58 media: Ethernet autoselect (none) lo0: flags=8048<LOOPBACK,RUNNING,MULTICAST> mtu 33648 #
ディスクについては、以下のようなコマンドで良いでしょう。(インストールメディアに入っているgrepコマンドは、本当のgrepではなくsedコマンドによるエイリアスのため、異なるコマンド行となっています。)
# /sbin/dmesg | grep ld0 < dmesg.out ld0 at virtio0 ld0: 100 GB, 16383 cyl, 16 head, 63 sec, 512 bytes/sect x 209715200 sectors boot device: ld0 #
カーネルが認識しているディスクドライブはwd(4)ではなく、ld(4)として認識している点が以前のさくらのVPS 512と異なっています。
ディスクラベルの調整
この段階では起動イメージのディスクラベルがld(4)に書きこまれた状態で、実際のディスクの大きさと異なっています。ld(4)の場合は単純にディスクの最初のセクターをクリアするだけで、カーネルはすべて忘れてくれるようでした。
# dd if=/dev/zero of=/dev/rld0d count=8192 8192+0 records in 8192+0 records out 4194304 bytes transferred in 2.944 secs (1424695 bytes/sec) #
後はインストール!
後は再度sysinst(8)を起動して通常のNetBSDのインストール作業を続けるか、手作業でNetBSDをインストールすることになります。